中赤外域における表面プラズモンの伝搬距離

Publication

Journal of Applied Physicsより芦原研からパブリッシュされた論文を紹介します。

この論文においては、中赤外域における金/空気界面の表面プラズモンポラリトン(SPP)の伝搬距離を金グリッドを製作することで
直接計測し、波長10.6μmのSPP励起においてSPPの伝搬距離は10mm以上であることを実験的に示しました。
また、アニーリング処理による金表面平滑化によってSPPの伝搬距離が顕著に伸びることを実験的に明らかにしました。

これらの成果はプラズモニック構造のデザインや、SPPの損失メカニズムを理解する上で非常に重要なファクターとなります。

なお、本論文は、UROP (Undergraduate Research Opportunity Program)で研究体験に来た学部生の平松君が、その後も研究実習生として研究を続けて挙げた成果をまとめたものです。

Shuta Kitade

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