下記の論文がNanophotonics誌に掲載されました。
“Designing rotational motion of charge densities on plasmonic nanostructures excited by circularly polarized light”
Naoki Ichiji, Takuya Ishida, Ikki Morichika, Daigo Oue, Tetsu Tatsuma, and Satoshi Ashihara
金属構造を円偏光で励起した際の電荷の運動は直感的には入射電場の回転と同じになるように思われますが、実際には系の回転対称性と共鳴の次数に依存した回転方向と速度を示します。
本論文では光が照射される構造と励起される共鳴モードそれぞれの回転対称性が電荷の回転運動をどのように決定づけているかを計算で求め、解析的に求めた法則が金属プレートや周期ホール配列など様々な構造で生じることをFDTDシミュレーションによって確認しました。
本研究は生産技術研究所第四部立間研究室、リスボン大学高等技術院・電気通信研究所大上能悟博士との共同研究で行いました。