下記の論文が The Journal of Physical Chemistry Letters 誌に掲載されました.
Generation of High-Lying Vibrational States in Carbon Dioxide through Coherent Ladder Climbing
Ikki Morichika, Hiroki Tsusaka, and Satoshi Ashihara
線形チャープを与えた高強度赤外パルスレーザーを用いて、液相の二酸化炭素分子を第9振動励起状態まで強励起することに成功しました.
第9振動励起状態の振動エネルギー(2.5 eV)は,金属触媒上で起こる還元反応の活性化障壁を十分に超えており,赤外超短パルスレーザーによる反応制御実現の可能性を示唆しています.