単層カーボンナノチューブを用いたCr:ZnS中赤外フェムト秒レーザーの実現

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芦原研からOptics Lettersよりパブリッシュされた論文を紹介します。
この論文では、単層カーボンナノチューブフィルムの可飽和吸収特性を利用して、モード同期Cr:ZnS中赤外レーザーの開発を行い、波長2.4 um帯においてセルフスタートする中赤外フェムト秒レーザーを実現しました。同時に、従来、近赤外領域において有用であると考えられていた単層カーボンナノチューブによるモード同期法が、適切なナノチューブのエンジニアリングのもでは中赤外領域においても有用であることを示しました。
これらの成果は分子振動分光や高次高調波発生といった、中赤外領域における高強度レーザーを必要とする研究プラットフォームの拡大へ大きく貢献すると期待されます。
写真をクリックすると論文にアクセスできるので、是非チェックしてみて下さい!

Daiki Okazaki

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